胎児発育不全 (FGR) 疑いと言われてやったこと

お腹の子と母体の体重推移 出産に至るまでのこと

数日前に子供が生まれた。

妊娠27週時の推定体重は785 g。胎児発育曲線の-1.5SDを下回っていて、妻のカルテには「FGR (胎児発育不全) 疑い」と書かれたらしい。

結局その後はやや下振れしてはいるものの、-1.0SDのラインに沿って順調に育っていき、出生時の体重は2748 gだった。

全体像が見えた今となっては測定誤差だったようにもみえるが、その間考えたり試したりしたことがあるので記事にしようと思う。

環境と経緯

参考になると思うので、簡単に環境と経緯を。

僕は当時33歳。180 cm・60 kg程度。完全週休2日のフルタイム勤務。

妻は妊娠時26歳、出産時27歳。160 cm・50 kg程度。生理周期は38~40日。週休1日程度のフルタイム勤務。電車通勤、ドア to ドアで約30分。朝食はパン2つ、昼食はほぼ取れず、夕食はしっかりという食生活。

妊娠25週の診察では平均程度だったが、27週の診察でいきなり-1.5SDを下回った。

FGR疑いが出るまでの推移

FGR疑いが出てからやったこと

このまま低出生体重児として生まれるのだろうかと心配になってネットでいろいろ調べたが、明確な原因とか解決策はヒットしなかった。

そこで手元にあるデータをプロットしたところ、母体の体重に遅れて追従しているように見えた。

胎児の推定体重が母体の体重に遅れて追従しているように見える

このときから妻の食事事情の改善に取り組んだ。

参考にしたのは母子手帳に書いてある食事バランスガイド。

妊産婦のための食事バランスガイド

同じものは厚生労働省のページからも参照できる。

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この食事バランスガイドを日常生活でも使いやすいように、百均で材料を揃えて点数表を作成した。

食事バランス点数表

この点数表を作ってみて分かったことは、相当意識しないと推奨食事量には全く届かないということだった。

この表を作成するまでの日々の食事量といえば主菜がかろうじて推奨量の枠に入る程度で、特に副菜はまったく届いていなかった。果物も値段が高く、枠内に入ることはほぼ無かった。

少しでも推奨量に近づけるため、朝のヘアセットをする妻の口にパンを運んだり、昼食用のレンチン弁当を買って保冷剤と一緒にカバンに入れたりした。

そのひと月後には里帰り出産のため妻は実家に戻り、在宅自営業の義母にも尽力いただいたおかげで、最後の一か月はかなり好成績の食事量を維持できるようになっていった。

その後の推移

食事バランス点数表を作ってからの推移はこんな感じ。

その後の推移 (エラーバーは推定誤差10%)

エコーを使った胎児の体重推定には10%程度の誤差があると言われている。

全体像が見えるようになった今思えば、誤差を考慮すればどの地点でも-1.0SDのラインに乗っているようにも見える。

点数表をつくった効果があったのか定かではないが、後悔しないよう最善を尽くして良かったと思う気持ちには変わりない。

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